ルーラー系クライマーU1

ヒルクライム中心でロードバイクに乗る神奈川の20代。主に月間記録とレースレポート。

★Mt.富士HC 選抜52位★

U1です。
6月12日(日)、第18回Mt.富士ヒルクライムに出場しました。

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毎年最も力を入れて臨んでいる大会です。

2018年:63分33秒 年代別8位
2019年:61分25秒 年代別3位
2021年:65分36秒 選抜48位

昨年は富士ヒル以外出場しておらず、丸1年ぶりの大会出場となります。

 

○目標

  1. 事故無し怪我無し...必達
  2. ゴールド獲得(64分59秒)...必達
  3. ゼッケン以内の順位(59位)...可能性中
  4. 自己ベスト更新(61分24秒)...可能性低
  5. プラチナ獲得(59分59秒)...可能性超低

 

○結果

64分58秒43

主催者選抜クラス52位/86人完走

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最低限ギリギリのタイムで目標1,2,3を達成しました。

▼前日まで

○練習

昨年の富士ヒル以降7ヵ月間は月間10h/300kmしか乗らず、年末のCTL最低値17です。FTPが50wは落ちるなど過去にない位に体力が低下しました。

1~2月:30h/800km/TSS2200
3~5月:40h/1100km/TSS2600

2022年始からの月間練習量は上記の通り、CTLは5月末に最大84まで積み上げました。

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・ローラー:週4回
SST~L4の中強度主体であることは変わりませんが、今年からクリスクロスを最低週1回行っています。

・実走:週2回
湘南国際村での坂往復練がメインです。
年末時点では2本平均8分280w程でしたが、今大会1週間前には5本平均6分13秒338w/61.9kgが出せました。
5本平均の自己ベスト(6分10秒 2020年夏)に迫る登坂力を確認できたのは2年弱ぶりです。

・筋トレ:週1~2回
2020年秋から始めたブルガリアンスクワットは週2回、4月からは週1回としました。
別途ローラーの後に腹筋50回を毎回やっており、お陰で腰への負担が軽減されています。

・試走
5月28日(土)の試走では料金所から67'55"と悲惨なタイムでした。主な原因は以下2点と考えています。

  • 糖質と水分の不足により力が出なかった
  • タイヤ空気圧が低すぎ(CL 25c 6bar)

 

○食事
  • GW明けからサバ缶とキャベツで減量開始
  • 糖質不足に陥りやすいため要注意
  • 水分不足も要注意
  • 4週間前 ミトロングとOXYDRIVEを使用
  • 1週間前 プルーンで排泄による軽量化
  • 1週間前 フルーツ缶詰で脇腹痛対策

体重は冬でも65kgまでしか増えない為、劇的な減量はしていません。レース体重は61kg台後半です。

 

○機材

昨年からの主な変更点を記します。

  • コンポ:R8000→R8050 Di2
  • ハンドル:アルミ丸断面→カーボン翼断面
  • ステム:120mm→140mm
  • ペダル:PD-R8000→Assioma
  • パワメ:POWER PRO→Assioma
  • 空気圧:F6.0/R6.0→F7.0/R7.3bar

 

○前日

試走と同じくNori-Pさんの車に同乗させていただきお昼頃に前日受付を済ませました。いつもありがとうございます。
会場のブースでは青紫TCRのクライマーとして私を認知してくださっていたGIANT JAPANの中の方と盛り上がるなど楽しみました。

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昼食は肉うどん大盛りを食べ、昨年と同じ富士山リゾートホテルにチェックイン。

夕食も炭水化物中心でコンビニのうどん、どら焼き、大福餅としました。
機材の準備を済ませて22時頃に就寝しました。ガムテープによるペダルとサイコンの空力改善です。

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▼当日

○レース前

3:30起床
プルーンのお陰か排泄は良好でした。
初導入のイナーメアップオイルCXとワセリンで雨対策をします。

5:00宿出発→6km自走で会場入り

朝食も大福餅などの炭水化物で1200kcalくらい摂りたかったのですが足りなかったので道中にinゼリーを3個飲みました。

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また、頂き物のMaurtenジェルも飲みました。キプチョゲ等も愛用する高性能補給食で、甘さ控えめで飲みやすくてとても良いです。

起床時に降っていた雨も止み、トラブルなく会場入りして軽くアップをしておきます。

 

○レース中

コース:24km 5.2%
天候:曇り 15℃

6:30選抜クラス&エキシビション(プロ)の約100人がスタート。
位置取りは集団内真ん中より少し後ろの中央。

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※キャプチャはFUNRIDE.jpのYouTubeより拝借

計測開始から料金所までの急坂500mを集団に合わせて400w程のハイペースで駆け上がります。

昨年優勝者池田さん等がハイペースを作る集団からは5分程で千切れました。
これは付いていっちゃダメなヤツだと早々に判断した同志(?)も多く、10人強の集団に纏り一旦安心します。

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※キャプチャはFUNRIDE.jpのYouTubeより拝借

この集団のペースは心地よく、数人でローテーションするものの、タイム稼ぎ所の平坦でポンと上げない動きだったため積極的に前に出てペースを上げます。

ペースの増減による脚が焼けつくような感覚は昨年より薄く、脚の回りとエアロフォームともに調子の良さを感じながら62分のペースで牽引します。このあたりで天照宮城選手や往来荻野選手を吸収。

しかしこれが失敗、調子に乗りすぎました。

徐々に上げてきた数名の後ろに暫く付くも、13~14km辺りの急斜面で付き切れて単走となってしまいます。
集団内の知人(まいぺーす堀井選手、GOCHI拓海選手)を逃したのが悔しいです。

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猛追かましてきた森チャンタク選手が限界で荒い呼吸と共に下がるのを感じ取り、その後は落ちてきた人を回収して淡々と進みます。
17km地点大沢の手前から名大鳥人間福原選手と2人組になりました。

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そして予報に恐れていた通りここまで無風~弱い追い風でしたが、大沢折り返しからは10m/sの強烈な向かい風です。

この時点で平均21.7km/h、ゴールドには22km/h以上が必要なのでラスト平坦を加味してギリギリペースです。

「ダメかもしれない」等と弱音が後ろから聞こえた(気がした)ので心の中で「ここまで来てダメとか言うな  ゴールドボーダーだぞ」と喝を入れ、自分も2年連続シルバーは絶対に避けるため最大限踏みます。

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STRAVAいいね齊藤選手を吸収して奥庭の急坂をもがき、平坦に突入してプロトン伊豆鈴木選手を吸収します。

DHポジションで30km/h超えるのがやっとの強風でしたが途中で福原選手が上げてくれました。

ラスト500mの急坂に入る段階で平均22.2km/h付近といよいよ本当にゴールドボーダーの様子。
サイコンが1h超えると秒を表示しないため正確なタイムは不明、平均22.0km/hまで落ちながら脚の感覚無くなるくらい追い込んでフィニッシュ。

24km 64分59秒 AP280w NP284w

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大沢~ゴールまで、単独で心身とも力尽きてた昨年より、2~4人で粘った今年の方が1分遅かったので向かい風10m/sは半端ないです。

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○レース後

下山時にはすっかり晴れて、久しぶりのヒルクラ界隈や学生トライアスロン界隈の知人多数と楽しく喋る余裕がありました。

手元計測64分59秒、速報ネット54秒、選抜公式グロス58秒という、大変心臓に悪いタイムで公式記録掲示までハラハラドキドキでしたのでもう2度とボーダーはやりたくありません。

GIANTブースではTCR乗り限定富士ヒル参加賞のTシャツを頂きました。

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▼まとめ

○良かったこと
  • クリスクロスでペース増減への耐性アップ
  • 脇腹痛、腰痛が少なかった
  • エアロフォームが持続できた
  • 集団から千切れても後続に吸収されることはなかった
  • サイコンとペダルの空力マージナルゲイン
  • タイヤ空気圧を上げて抵抗を減らした
  • アップオイル等で気候に合わせられた
  • 1年ぶりのレースを楽しめた
  • マイクの初ゴールド&年代別入賞

○良くなかったこと
  • ペース増減のツケが数十分後に回って失速:股ずれの為にGWまで出来てなかった20~30分走を今後継続する
  • 前半無駄に集団を牽き過ぎた:ペースメイクは短め数回でok、半分過ぎるまでは余裕を持つくらいで良い
  • 自己ベスト(2019集団)より3分30秒遅い:集団から千切れ力負けの1分30秒、終盤向かい風で1分30秒、残り30秒はその他?(運含む)くらいの認識

 

○おまけ

全社会人レーサーが泣いた!感動の名シーン、遂に実写化!(原作:かもめ☆チャンス(玉井雪雄氏))
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▼使用機材

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フレーム:GIANT TCR ADVANCED SL RIM 2021
ホイール:GIANT SLR0(30mm)
タイヤ:Michelin POWER TT(25c F7.0/R7.3bar)
コンポ:shimano ULTEGRA Di2 R8050(52-36/11-28T)
パワメ:Favero Assioma
サドル:Fizik ARIONE R1
ハンドル:MOST JAGUAR XFC AERO(400mm)
ステム:GIANT CONTACT SL(140mm)

ヘルメット:kabuto ZENARD-EX
アイウェア:OAKLEY Jawbreaker
ウエア:SUNVOLT PROパフォーマンスセパレートワンピース(MGU)
グローブ:GIANT ELEVATE SF GLOVE
ソックス:RxL TBK-300R
シューズ:DMT KR SL
シューズカバー:velotoze