ルーラー系クライマーU1

ヒルクライム中心でロードバイクに乗る神奈川の20代。主に月間記録とレースレポート。

★Mt.富士HC 選抜23位★

U1です。

6月4日(日)、第19回Mt.富士ヒルクライムに出場しました。

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金曜から土曜午前までの豪雨による影響で開催が危ぶまれましたが、関係者各位のご尽力によって無事フルコースで開催いただきありがとうございます。

 

 

▼目標

  1. プラチナ(60分切り)
  2. 自己ベスト(61分25秒切り)
  3. 選抜クラスの半分より上

過去のリザルトは下記の通りです。

  • 2018年 63分33秒 年代8位(大学4年)
  • 2019年 61分25秒 年代3位(社会人1年)
  • 2021年 65分36秒 選抜48位(同3年)
  • 2022年 64分58秒 選抜52位(同4年)

 

▼結果

  • 61分9秒41(ネットタイムは8秒)
  • 主催者選抜クラス23位/106人完走
  • 26歳人類1位

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プラチナには届きませんでしたが、自己ベストは4年ぶりに更新できました。また、選抜クラスの上位1/4に入るという自己最高戦績と言って良い結果となりました。

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年齢別人類最速です。妖怪は見えません。

 

▼前日まで

○練習

直近1年間の練習時間は以下の通りです。

  • 6月:20h
  • 7月:10h(一人暮らし準備中)
  • 8~2月:35h前後(10月に箱根HC)
  • 3月:44h/946km/TSS2394
  • 4月:53h/1194km/TSS2725
  • 5月:42h/896km/TSS2354

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CTLは年末まで65付近、5月前半を85前後で過ごし、それ以降は徐々に下げていき、大会前日で75でした。

 

【ローラー:週4~6回】

2月まではL3を中心に、週1~2回Zwiftレースで高強度を叩いていました。
3月からはSST~L4L5を増やしました。

昨年夏に一人暮らしを始めて、屋外3本ローラーではなく屋内GTローラーになったので、2~3h乗ることも可能になり大変効率よく練習出来ています。

 

【実走:週0~2回】

冬は横浜近辺での平坦高強度がメインで、登坂練習はしませんでした。

湘南国際村は引っ越して片道1.5h掛かるようになったこともあり、4月に3回、5月に1回のみしか行きませんでした。練習の為というより、登坂力チェックの為に行く感覚です。

4月末に5本平均6分4秒345w/62.6kgで、3年弱ぶりに自己ベストを5秒更新できました。

 

【筋トレ:脚週0~1回 腹週4~6回】

GTローラーは負荷が強い為、ブルガリアンスクワットの頻度は昨年より減らしました。

別途、ローラーに乗る前は必ず腹筋30回やるようにしています。お陰で中高強度での腰痛が解消しました。これは本当に短時間で効果大です。

 

【試走:1回】

5月20日(土)の試走では料金所から単独61分45分となかなか悪くないタイムを出せました。

 

FTP
FTPという数値自体の正確性にあまり意味はないと考えており、所謂FTPテストはしていません。

  • ローラー307w(Zwiftレースで更新)
  • 実走330w(ローラーの約107%に設定)

※昨年12月は290/310wでした。

 

○食事

4月頃から、脂質は控えめで糖質はしっかり摂って徐々に減量していきました。

最軽量の日で60.5kgでしたので、レース体重は61kg台前半と思われます。

 

○機材

昨年からの主な変更点です。

  • ホイール:SLR0(30mm)→HYPER R45(50mm)
  • チューブ:ブチル→CYCLAMI TPU
  • 空気圧:F7.0/R7.3→F6.3/R6.5bar
  • サイコン:neostrack→IGS630
  • ヘルメット:ZENARD→UTOPIA

リム内幅が17→21mmに拡大+TPUチューブにより、適正空気圧はかなり下がりました。

サイコン周りとペダルは昨年と同様ガムテープでエアロにしておきました。

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○前日

毎年お世話になっているNori-Pさんの車に同乗させていただき15時頃に受付しました。

宿は例年通り富士山リゾートホテルです。

夕食は炭水化物中心でコンビニのうどん、どら焼き等を食べ、22時頃に就寝しました。

 

▼当日

○レース前

3:30起床→5:00チェックアウト

朝食はあんパン、ジャムパン、どら焼き等で約1500kcal+500kcal分の粉飴とメダリスト9000を溶かしたボトルをチビチビと摂取します。

前日にプルーン3粒食べておき、排泄軽量化は問題なくできています。

晴れて風もありませんが、上の方は寒いのでイナーメオイルを塗りました。雨の心配はゼロなのでワセリンとVelotozeは未使用です。

5:30には会場入りして友人知人と喋ってスタートを待ちました。

 

○レース中
  • スタート地点:晴れ 15℃ 西風1m/s
  • ゴール地点:晴れ 7℃ 西風3m/s

最高な天候のもと、6:30スタートです。

レース展開は長々と文章にするのが大変なので箇条書きにします。記憶が元なので間違い等あるかもしれません。

 

【0~15分(1合目付近)】 

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  • 最前から2列目スタート。
  • 料金所まで1分半340wで余裕あり。数人の開幕アタックはグランペール大隊長さんと天照なおしさんの協議の結果「ステイ」で見送り。そのまま第一集団内で320w付近で様子見。
  • 事前にプロトン伊豆鈴木さん天照宮城さんMIVRO中森さん等のプラチナ目標メンバーと協調したいと話していたが、人数の多さと一瞬の上げ下げでバラける。
  • 5分地点でなおしさんの動画のリアカメラにしっかり写る。

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  • 周囲には既に呼吸に余裕の無い人もいる。それを把握できるくらい自身の管理は落ち着いて実施。
  • 1合目下駐車場で約10分、まだ第一集団に着いてく。
  • 駐車場後の平坦で休む予定だったが、先頭が上げたらしく一瞬500w出すことに。
  • 1合目手前で徐々に千切れてこれ以上無茶して追うのはやめる決断。

 

【15~45分(大沢)】

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  • 第一から千切れた数人が10秒くらい前に。
  • 後ろは大勢居るけど暫くほぼ先頭で淡々と踏んで前数人に追い付く。
  • ZWC三原さんが声掛けてくれて、RX奥田さん天照とりとん君など10人程の集団で少しずつローテが成立。
  • 12km31分30秒で59分のタイム表通り。

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  • ほぼ下ハン、稀にブラケットポジ。
  • 緩斜面で長めに牽くときはDHポジ。
  • 脇腹痛は無いけど、脚吊りかけて最後尾で休む→復帰して牽くの繰り返し。
  • 要所で鼓舞する等の声かけはできる。
  • 大沢45分ジャスト。序盤の貯金崩れてるしプラチナ黄色信号。
  • 大沢コーナーは写真映えの為に右に寄るなど意識する。
  • 今年は太鼓があってテンション上がる。

 

【45~61分(フィニッシュ)】

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  • ここまでほぼアウター、奥庭など一部のみインナー。
  • 奥庭57分くらい。あと4~5分だからプラチナは無理と判断。
  • 奥庭で前走者とハスってバランス取るために体を捩ったら両脚吊る。
  • 左足首が完全に固定される。
  • 辛うじて平坦ツキイチ。
  • 最後尾で左脹脛ストレッチ。
  • 崩落地点で59分。残り2分だから61分ジャストくらい→2019の61分25秒は切りたい。
  • ラスト上り1分半350wで集団から抜け出る。
  • 前集団の数人と同時ゴール61分10秒。写真はfunrideの動画より拝借。

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【ログ:左試走 右本番】
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試走より9w低いのは、パワメの計測不良が影響しています(詳細下記)。体感的には、試走とほぼ同じくらいで、気にすること無い程度の誤差に収まる感じです。

スバルライン標高の290wは、下界では約1.1倍の320wに相当するのでまずまず妥当なところです。

 

○レース後

集団でご一緒した方々、長年のライバル達、雲の上の存在の入賞勢など、たくさんの方と話してから下山しました。とても楽しかったです。
下山は昨年大会終盤に2人旅したとりとん君と一緒でした。 

 

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下山後にゴッチと合流、シルバーまであと僅かとのことで、来年リベンジあるのみです。

GIANTブースの「あなたのTCR見せてください」キャンペーンに伺いました。 

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今年は完走タイムを掲示してくれました。TCR乗り最速かもしれないとのことで楽しみです(結果発表の有無は存じません)。

 

Nori-Pさんはハルヒルに続いて自己ベストを数分更新、50代に入っても伸びており本当に凄いです。帰路もお世話になりました。

 

帰宅後、上鰻重と刺身盛り合わせと日本酒で優勝しました(寿楽@鶴見駅)。

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特上はプラチナまでお預けです。

 


▼まとめ

○良かったこと
  • 一人暮らしで練習環境を一新し、納得の行く練習を長期的に積めて4年ぶりに自己ベスト更新出来た(当時はTCRに乗り換える前)。
  • 社会人1年目(2019)をピークに数年間衰えていたが、5年目にしてやっと完全復活して社会人レーサーとしてそこそこ上手くやれている実感が湧く。
  • 昨年と一昨年は65分切るかどうかで選抜の下位だったが、今年は106人中23位まで上がった。
  • 当日は総じて冷静に事を進められ、タイム、順位とも今の自分に出来る最善に限りなく近いと思える結果を残せた。脚を吊らなければ更に良かった。
  • 選抜3回目にしてやっと選抜での走り方が分かってきた。特に一合目まで約15分を攻めすぎず抑えすぎない為の判断力。
  • 昨年の料金所まで1分半400wがトラウマで、SSTやZwiftレース等の開始1分半を400wで突っ込むことを習慣化したお陰で、序盤予想以上に余裕を持って第一集団に乗れた(今年は1分半340wだったので昨年より余裕なのは当然だが)
  • Zwiftレースでインターバル耐性を上げたことで、レースの上げ下げによるダメージに慣れた。お陰で中盤から脚が吊りそうでも少し休めばまた前に出れた。
  • 下ハンまたはDHポジで空気抵抗削減しつつ前乗りでしっかり踏めた。周囲はブラケットポジが多かったが、窮屈なブラケットエアロポジを続けられる人はほぼ居らず、どうせ腕が伸びるなら下ハンの方がエアロだし踏みやすさも自分には合う。
  • ほぼアウターで踏み切れた。試走はほぼインナーだった。
  • ヒルクラ歴6年目、たくさんの友人知人と話せて楽しかった。
  • 鰻と刺身と日本酒が美味しかった。

 

○良くなかったこと
  • プラチナに必要な地脚が足りない。あと70秒というタイムだけ見ると僅かに惜しかったとみえるが、以下の人数分布を見るとプラチナとゴールドの間には大きな壁があることを痛感する。

57分台 12人
58~60分台 4人
61分台 31人
62~64分台 14人

  • 中盤から脚が吊りかけて、奥庭で両脚吊った。序盤に極度な酷使をした訳ではない為、明確な原因が不明。試走は小雨だったが本番は晴れたので、水分不足かもしれない。
  • 2回軽くハスった。1回目は確か前半に後続者と、2回目は奥庭で前走者と。
  • アウターローを使っていた。適切なチェーンラインであればアウターの方が低抵抗だが、アウターローよりはインナーの方が低抵抗という認識。但し、頻繁なフロント変速は控えたい。
  • ブラケットエアロポジションは窮屈で取れない。体幹や腕などの強化で改善できるかもしれない。
  • パワメがバグった。詳細下記。

 

▼メカトラ(パワメ)

中盤からパワーがちょくちょく「---」表示になったり、10秒平均200wとか出たりしました。把握している限り初めての事象です。パワメもサイコンもフル充電済みです。

最中は頑張って踏む以外ないから気にしませんでしたが、ログが試走より9wも低いのは残念です。レース前後でも不具合がありました。

  • 会場着いて1000w出してない
  • レース中に170rpm出してない
  • 下山で800w出してない

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▼おまけ

例のシーン、今年も実写化しました。

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※原作:かもめ☆チャンス(玉井雪雄氏)


▼使用機材

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フレーム:GIANT TCR ADVANCED SL RIM 2021(Mサイズ)
ホイール:WINSPACE LUN HYPER R45
タイヤ:Michelin POWER TT 25c
チューブ:CYCLAMI TPU(前6.3/後6.5bar)
コンポ:shimano ULTEGRA Di2 R8050(52-36/11-28T 170mm)
チェーン:CN-HG901
オイル:EXLUB+ナノコロオイルスプレー
ペダル/パワメ:Favero Assioma duo
サドル:Fizik ARIONE R1
ハンドル:MOST JAGUAR XFC AERO(400mm)
ステム:GIANT CONTACT SL(140mm)
サイコン:IGPSPORT IGS630
ボトルケージ:CADEX(1つのみ使用)

重量:約7030g


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ヘルメット:KASK UTOPIA(Lサイズ)
アイウェア:OAKLEY Jawbreaker
ウエア:SUNVOLT PROパフォーマンスセパレートワンピース(MGU)
グローブ:GIANT ELEVATE SF GLOVE
ソックス:RxL TBK-300R
シューズ:DMT KR SL(42.5)