U1です。
6月9日に出場した
「富士の国やまなし 第16回Mt.富士ヒルクライム」
のレースレポートを記します。
本ブログ初のレースレポートです。
61分25秒
男子19~29歳 3位(完走924人)
総合 3位(完走6964人)※選抜クラス除く
1年間で最も重要と位置付けたレースの結果は年代別、総合共に3位となりました。
※長期的な練習にも触れているので、レースレポート自体は後半にあります。
【前日まで】
○目標
目標タイムは60分切りでプラチナ獲得。順位は年代別表彰台(3位以内)と公言していましたが、冬が終わる頃からは予想以上に実力が伸び、ひっそりと優勝も狙っていました。
○練習
昨年10月末のトライアスロンを終えた時から、今シーズンに向けた練習として冬場は乗り込み続けました。詳しくは過去の記事で冬期のまとめをしてあります。
冬も春も徹底的にFTPの向上を目指し、ローラーはL4の20分2~3本を中心に、強い刺激も入れるべくL6の60sE-60sHを5~10本ほど行いました。週1回ほど湘南国際村に行き、週6日練習するのが常です。
CTLは10月末で75程、2月に100を超え、それ以降は大学の春休みも就職してからも105あたりをキープ、5月に漸く110に達したので割とスローペース上がったと言えます。短期間で無理に上げるとコンディションを崩してしまいますし、コツコツ積み上げていくことが大切だと思ってやってきました。
一方、基本的に1人で練習しているため、他者と競ってもがいて限界まで出しきるような経験に乏しいです。Zwiftは住まいの都合上出来ないので、週末にどこかで練習会など参加させていただけたら嬉しいと思う今日この頃です。
○直前期
5月中旬から減量を始めました。1年中183cm/61~62kg/8~10%のため、今まで減量の必要性を感じることがありませんでした。しかし、落とせる余地が全くない訳ではないので、朝食後で60.0kg以下を目標として今回は攻めてみることにしました。
5月13日から平日の昼食をサラダチキンと千切りキャベツと串団子としましたが、糖質制限やカロリー計算はしていません。
その結果、5月25日には湘南国際村9本平均が6分21秒(346W/59.8kg)で自己ベスト、富士ヒル60分を切れてもおかしくはないけど確実とは言えないくらいになりました。1年前は6分49秒(326W/62.5kg)だったので、登坂力は随分上がったものです。
直前の1週間でも練習を減らしすぎると力が出せなくなるので、割りと普段通りに日曜から木曜でL4中心に550TSS程乗って週末をを向かえました。トライアスロンの時と同様、3日前からグリーンダカラでウォーターローディングを行います。
最終的に、60分切りの可能性は70%、優勝の可能性は50%程の自信を持って臨むことになりました。
木曜の練習後です。7.1%まで絞れました。
○前日
横浜から輪行で富士山駅へ、下車後に大学の後輩トライアスリートと合流し、昼食後に受付をして宿へ。
昼食は吉田うどんふじやさんで大盛りを頂きました。
国内最大の自転車レースイベントだけあって今年も会場がとても賑やかです。
宿泊先のセーラー荘さんにはレース出るにあたりたくさんのお気遣いをしていただきまして、とてもリラックスして過ごせました。バナナやコーヒーもサービスして頂きありがとうございます。
夕食らしい夕食は特に摂らず、あんパンや信玄餅、すあま等の炭水化物をちまちまと食べて腹八分くらいにしました。
【当日】
○レース前
03:30 起床(6時間睡眠)
05:20 会場入り
朝食は頂いたバナナ、羊羮、すあま、エネモチ、パワーバー、マグオン等で約1100kcalです。
当日朝のTSBは+15、湘南国際村に行くときは+10~12あたりなので、数値上は妥当なところかと思います(日頃のCTLの変動が少ないので、TSBは殆ど気にしていませんが)。
生憎の小雨ですが、移動中の脚の感覚は良く、最近のコンディションがブレブレなバッドデイにはならずしっかり踏めると感じていました。
ローラーは無いので会場の端で軽くJogしながら体を冷やさないようにします。
○レース本番
距離:24km 1255mUP
斜度:平均5.2% 最大7.8%
天候:雨 スタート地点15℃
07:05、第Cウェーブの中頃(前に100人はいたかな?)からスタート。
計測開始から料金所あたりまでコース左側にいるというミスで渋滞にはまり、なかなか前に上がれません。しかし、ネットタイムで集団フィニッシュになることも考慮すると、後ろからスタートして先頭のペースが上がる前にスーッと追い付くという作戦は良かったと言えます。
料金所を過ぎ、やっと右から集団先頭まで上がった頃、マークしていた本大会2位の中野選手が先頭に出ていたので声をかけてから縦長の集団を牽いていきます。知っている選手がいるととても安心できます。
フォロワーさんから頂いた写真です。ありがとうございます。
5km地点まで60分ペースで押してみるものの、妙に脚が苦しく厳しい展開を予期します。私がペースダウンし始めたところで室田選手が勢いよく前に出てくれましたが、面識のある彼の実力を考えると明らかに無理をしています。誰かが牽くし無理しなくていいと言いたかったものの、あの時点で結構いっぱいいっぱいでこちらにその余裕がありませんでした。
中盤からは本大会優勝の川勝選手や中野選手が牽いてくれることが多く、私は10番手あたりまで下がったりたまに上がったりしてやり過ごしていきます。しかし彼らの方が余裕があり、こちらに余裕がないことも見抜かれていました。他にも2人ほど先頭を牽く選手がいたと思います。
本降りの雨と前走者からの水飛沫がとにかくしんどく早くレースを終えたいとか考えていたら気付けば15kmを過ぎ、平均時速と今の調子から60分切りは不可能かつ集団フィニッシュになると確信しました。
19~20km地点の山岳スプリット区間の時点で集団は10人程に絞られ、脚も少し休まったのか再び先頭を牽ける時間も増え、残りの平坦区間に向けて気を引き締めます。このあたりから寒さを意識し始めました。
21.5km地点の直線を上り終えたら平坦で一気に加速していきます。ここで右側から飛んでいった川勝選手と中野選手(たぶん)が見えたのですが、前と右を塞がれて狭い左から抜くのを躊躇っているうちに2人を逃してしまいます。暫く私が追走を牽いた後、最後の300mくらいの上りで数名が飛んでいき、私は単独でもがいて着順だと6~8番くらいでフィニッシュです(あまり覚えていませんが)。
集団には別年代の選手や選抜から遅れた選手が混ざっていたことを失念しており、8位の入賞すら怪しいと思いながら速報で61分25秒を確認しましたが、今年は順位が載っていないため順位は下山までお預けです。
下山時の料金所ですが、レース中もこんな感じで悪天候でした。
下山後、掲示で3位を確認した際は本当に安堵しました。後輩と合流してうどんを食べてレースウエアに着替えて、表彰対象者待機テントにて川勝選手や中野選手といろいろ話してのんびりしてから表彰して頂きました。賞品はうどん9人前でした。
【まとめ】
表彰台という最低限の目標は達成出来てほっとしています。しかし、70%くらいの可能性で行けると思っていた60分切りには程遠く、レースの内容も褒められたものではありません。去年の方がその時あるベストを尽くせた気持ちの良いレースでした。
大学の成績で言うと「可」ですね。年代別の卒業要件はギリギリ満たしたというところでしょうか。
しかし、半年間本気で楽しく練習し続けられたこと自体に満足しているし、次の目標と課題も見つかったので前向きな気持ちです。勝負は時の運、努力は必ず報われるとは一切思っていないので、それなりに自信があった割には凹んでもいません。
そして、今大会で初めてお会いした方々も多く、益々この競技を頑張ろうと思えるようになりました。1位2位の2人はレース前から私をマークしていたとのことで、非常に光栄なことです。
最後に、いつもお世話になっている親や友人知人、学生トライアスロンの仲間、会社の人、SNSのフォロワーの皆さん、たくさんの応援と祝福をありがとうございます。来年は主催者選抜クラスでトップ選手にボコボコにされつつ60分はしっかり切れるよう励みます。
以上で2019富士ヒルクライムのレースレポートを終わります。次は7月7日の甘利山ヒルクライムです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
では。
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○使用機材
フレーム:Dedacciai Strada NERISSIMO
ホイール:Fulcrum Racing Zero
タイヤ:Michelin POWER COMPETITION
コンポ:shimano ULTEGRA R8000(11-28T)
クランク:SRAM Force1(46T)
ヘルメット:kabuto ZENARD
ウエア:SUNVOLT PROパフォーマンス長袖セパレートワンピース
シューズ:shimano RC7
ソックス:RxL
グローブ:Castelli